音戯草子Vol.2

春風の

まにまに舞い

桜ひとひら

ひとひら

うす紅色を広げゆく

やがて緑の時を経て

赤く染まりし山々に

ひらひら舞い降る雪の華

白き世界の

その先に

いずれふたたび

めぐる春

音戯草子Vol.2[津軽野]

KEIキャンヴァス画[津軽野]より

☆時に思いついた言葉を[戯言]に綴ります☆

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音戯草子Vol.1

音を紡ぐ

大切に大切に

紡がれたるその音は

はりつめた銀の糸から

古樹の想いを秘めた木鍵から

大地をふみしめる足音から

新たなる産声から

風がゆく

樹々のざわめきを乗せ

時に打ちのめす雨音も

時に吹きすさぶ雪礫も

全て命あるものならば

大地に生かされ自然が奏でる音

見えない音にも色はあり

☆時に思いついた言葉を[戯言]に綴ります☆

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